水菜の害虫、キスジノミノハムシの成虫と幼虫
キスジノミノハムシはアブラナ科野菜の害虫で、活動期間は春から秋にかけてなので、夏秋まき冬どりや秋まき春どりの作型では、キスジノミノハムシによる被害はありません。
ただ、春から夏にかけてもアブラナ科野菜を栽培している場合には、夏まきの苗に被害が及ぶ可能性があるかもしれません。
キスジノミノハムシの成虫と水菜の被害
写真に写っているのが、キスジノミノハムシの成虫で、体長は約2ミリほど。
キスジノミノハムシの成虫による被害の特徴としては、写真でもわかるように水菜の葉に沢山の小さな円形の食べ痕(食痕)を残すことです。
プランター栽培の水菜の葉に、たくさんのキスジノミノハムシがいたので、テープを使って捕まえてみました。
キスジノミノハムシの幼虫と水菜の被害
水菜が萎れ(しおれ)ているのを見ると病気を疑いたくなりますが、これは、キスジノミノハムシの幼虫が根を食害したためです。
水菜の根を引き抜いてみると、下の写真でもわかるように小さな白い虫がいて、水菜の根にはこの虫に食害されたと思われる食痕(下の写真)も見られました。
写真に写っている白い虫が、キスジノミノハムシの幼虫で体長は約4~5ミリほど。
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