メロンの害虫、ウリハムシの成虫と幼虫
ウリハムシの成虫について
ウリハムシは、成虫で冬を越し、その年の5月~6月に、メロンやマクワウリなどのウリ類の根元の近くに産卵します。
7月下旬ごろからウリハムシの新成虫が現れます。この新成虫が、越冬成虫となるので、通常は産卵はしないそうです。
ただ、一部の温暖な地域では、産卵するウリハムシの新成虫もいるそうです。
ウリハムシの成虫は写真に写っているように、メロンの葉に特徴的な円形の食べ痕を残すので、それを見ただけでウリハムシが飛来してきたことがわかります。
育苗中の苗や定植して間もないなどのメロンがまだ小さい時に、ウリハムシの被害にあうと成長に影響するので、徹底して駆除する必要があります。
育苗中や定植したメロンの苗の葉に、写真に写っているような食べ痕を見つけたら、葉の裏にウリハムシが潜んでいる可能性があります。
ウリハムシの幼虫について
プリンスメロン、マクワウリ、キュウリを接木した台木のカボチャでウリハムシの幼虫を確認しています。
ウリハムシの幼虫の被害にあったメロンは、昼の間は萎れ夕方になると回復するという事を繰り返してやがて枯れてしまいます。
ウリハムシの幼虫は最初、細い根から食害して、次に写真に写っている様に太い根を食害して、やがて根元の茎の中にも食入してくるので、メロンは必然的に枯れてしまいます。
ウリハムシは、ウリ類の中では特にメロンやマクワウリを好むので、ウリハムシの幼虫の被害対策をしていなければ、メロンの実を収穫することは望めません。
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