玉ねぎ(たまねぎ)の病気、べと病
べと病は、玉ねぎ(玉葱)の葉を枯らしてしまう病気で、葉が枯れると玉葱の肥大が妨げられ、収穫が望めなくなります。
春に発病するべと病の感染源は、秋に感染した玉ねぎやネギなどからの二次感染だということです。
玉ねぎ(たまねぎ)のべと病の症状
写真中央の黄緑っぽい玉ねぎは、秋頃にべと病に感染した玉ねぎで、生長点までべと病菌に感染しているため、葉は横に開き、葉色は黄化し、萎縮しています。
秋頃にべと病に感染した玉ねぎは、春ごろから発生するべと病の感染源となるので、2月頃~3月頃に発病しているのを見かけたら、見つけ次第に抜き取り処分するようにします。
べと病に対して治療効果のある薬剤をこの玉ねぎに使用してみましたが、回復することはありませんでした。
やはり生長点がダメージをうけてしまっていては、べと病菌を殺菌しても回復は望めないということだと思います。
べと病の初期症状は、写真に写っているように玉ねぎの葉の一部分に黄化した病斑が現れます。(3月19日に撮影)
そのうち、べと病の病斑の表面に、うっすらと白っぽいカビが発生します。
ベト病の病斑は古くなると、そこから玉ねぎの葉が折れやすくなり、病斑部に黒い色のカビも生えてきます。
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