iPhone同士の機種変更なら直接データを移行できるクイックスタートのデータ移行機能が便利
スマホを機種変更した場合、新たに購入したまたは譲り受けたスマホに、今まで使用していたスマホから連絡先や写真などのデータを移行する必要が生じると思います。
この記事では、iPhone(アイフォン)からiPhoneに機種変更した場合に、データを移行する方法として、クイックスタートのデータ移行機能を使用したデータの移行方法を紹介しています。
今までは、データを移行する方法として、iCloudにバックアップするかまたはiTunesでパソコンにバックアップしてから、新たに購入したiPhoneでバックアップを復元するという手順を踏んでいました。
しかし、クイックスタートのデータ移行機能を使用する方法では、バックアップの必要がないので、今まで使用していたiPhoneから新たに購入したiPhoneに、Bluetooth(ブルートゥース)を使用してワイヤレスで、直接データを転送できるため、簡単にデータを移行できます。
ただ、Bluetooth(ブルートゥース)はデータ転送速度が遅いので、写真や動画などがたくさん保存されている場合には、データ転送に時間がかかるので、パソコンでバックアップして復元する従来の方法で、データ移行作業を行ったほうが早く終わると思います。
また、パソコンがない場合は、データ転送を寝ている間におこなってしまえば、転送時間も気にならないので良いかもしれません。
-目次(リンク)-
- iPhone同士でデータを直接転送するための事前の確認と準備
- iPhone8にiPhone5sのデータを移行する
- iPhone同士で、データ移行を開始するための手続き
- iPhone8にiPhone5sのパスコードを入力する
- iPhone8のアクティベーション
- iPhone8で指紋認証(Touch ID)の設定
- iPhone8にiPhone5sのデータを転送
- iPhone8にApple IDのパスワードを入力
- 2ファクタ認証(2段階認証)の設定
- iPhoneの利用規約
- プライバシーに関するエクスプレス設定
- iOSのアップデート方法
- アップルペイ(Apple Pay)の設定
- Siri(音声認識)の設定
- アプリ(App)解析データの提供
- True Toneディスプレイ
- 外観モードの設定
- iPhone8にiPhone5sのデータを転送
- iPhone8へのデータ転送の完了
- データ移行が終了しホーム画面が表示される
iPhone同士でデータを直接転送するための事前の確認と準備
クイックスタートのデータ移行機能を使用するためには、以下の条件を満たす必要があるので、事前に確認する必要があります。
- iOS12.4 以降
- データ移行元のiPhone(アイフォン)とデータ移行先のiPhoneのiOSのバージョンが、どちらのiPhoneもiOS12.4 以降でなければデータ移行機能を使うことはできません。
- iOS12.4 以降にアップデート(更新)可能な機種は、iPhone5sとiPhone6以降の機種で、iOS12.4も2019年7月頃にアップデートの配信が行われているので、アップデートできない場合を除いて、iOS12.4以降にアップデートされていると思われます。
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- iOS のバージョンは、「設定」›「一般」›「ソフトウェア・アップデート」の順にタップすると、上記の画面が表示されます。
- この画面の画像に、iOS13.4.1と表示されているところに、最新のiOSのバージョンが表示されます。
- また、「情報」の画面の二項目のシステムバージョンまたはソフトウェアバージョンにも記載されています。
- ストレージ使用量(iOSやアプリなどを含むデータの量)
- 転送元のデータ量が、転送先のストレージ容量を超えているとエラーとなり、ストレージ容量がたりない趣旨のメッセージが表示されます。当然、データ移行は完了しないので、リセットするしかありません。
- 例えば、今まで使用していたiPhoneのストレージ容量が128GBで、データ量が70GBなのに、ストレージ容量64GBのiPhoneを取得して、データ移行を行った場合に、上記のメッセージが表示されます。
- 機種を変更するときは、ストレージの使用量の確認も忘れずに。
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- ストレージ使用量を調べるには、「設定」›「一般」›「iPhoneストレージ」の順にタップすると、上記の画面が表示されるので、「使用済み」の所を見るとストレージ使用量を知ることができます。
- Wi-Fi 環境
- 新たに購入したまたは譲り受けたiPhoneのアクティベーション(有効化)を行うために、アクティベーション サーバーに接続(アクセス)する必要があるので、iPhoneがインターネットにワイヤレスで接続できるWi-Fi環境が必要です。
- Bluetooth(ブルートゥース)
- Bluetoothを使用してワイヤレスでデータ通信を行うので、データ転送元のBluetoothがONになっていることを確認。
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- Bluetoothは、「設定」›「Bluetooth」の順にタップすると、上記の画面が表示されます。
- データ移行先のiPhoneのリセット
- クイックスタートのデータ移行機能を使用して、新たに購入したまたは譲り受けたiPhoneにデータを移すには、そのiPhoneが工場出荷時の状態でなければ、データを移すことはできません。
- 工場出荷時の状態であれば、電源を入れてアップルのロゴマークが消えたら、日本語も含めていろいろな国の言語で「こんにちは」と表示されます。
- もし、データ移行先のiPhoneが動作確認のために初期設定済みの場合には、リセット(すべてのコンテンツと設定を消去)することで、工場出荷時の状態にすることができます。
- 「iPhoneを探す」をオンにしたままリセット(すべてのコンテンツと設定を消去)した場合には、「iPhoneを探す」をオフにする必要があるため、Apple IDのパスワードの入力を求められます。
-
- iPhone8を工場出荷時の状態にするには、「設定」›「一般」›「リセット」›「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップします。
- アプリのデータ引き継ぎ
- App Store(アップストア)からダウンロードしてインストールしたアプリは、データ移行先のiPhoneに転送されないで、データ移行先のiPhoneで再度インストールされます。
- したがって、機種変更にともなうデータ引き継ぎについて、アプリのヘルプやアプリの公式Webサイトなどで、アカウントの引き継ぎは必要か?やバックアップしなければ引き継げないデータはあるか?など事前の確認が必要です。
iPhone8にiPhone5sのデータを移行する
この記事では、iPhone8をリセット(すべてのコンテンツと設定を消去)して、iPhone5sのデータを移行しています。
それぞれのiOSのバージョンは以下のとおりです。
- iPhone8, iOS13.5.1
- iPhone5s, iOS12.4.7
上記よりも前のバージョンで表示される画面は、この記事に掲載されている画面の画像と多少違いがある場合があります。
この記事では、iPhone5sにSIMを挿入したままデータ移行を行っていますが、前もってiPhone8にSIMを挿入しておいても問題なくデータ移行を行うことができました。
iPhone同士で、データ移行を開始するための手続き

iPhone5sとiPhone8の電源を入れたら近づけておきます。写真ではiPhone5sを手に持っていますが、それはカメラを使う必要があるからで、カメラの使用が終われば並べて置いておきます。
データ移行を始めるには、iPhone8の画面に日本語で「こんにちは」と表示されたときに、ホームボタンを押します。少し待つとiPhone5sにクイックスタートの画面が表示されます。

iPhone5sにクイックスタートの画面が表示されたら、iPhone5sにサインインしたときに入力したApple IDが表示されるので、そのApple IDを使用して設定してもかまわなければ、「続ける」をタップします。
中止するときは、画面の右上のバツ印(閉じるマーク)をタップ。

iPhone8にもやもやとした円形のパターンが表示されるので、iPhone5sのカメラでスキャンします。
カメラのレンズをiPhone8のパターンに向けて、iPhone5sの画面に表示されている円の中にパターン全体を入れます(下の参考写真を参照)。

円の中に入れたパターンにピントがあって鮮明になると、スキャンが終了してデータ移行が開始されます。
iPhone8にiPhone5sのパスコードを入力する
- iPhone8
- iPhone5s
パスコードは、iPhoneのセキュリティを維持するために重要なものなので、iPhone5sのパスコードを機種変更後のiPhone8であらためて入力する必要があると思われます。
iPhone5sのパスコードがわからない場合は、iPhone8でバックアップを復元する従来のデータ移行方法でおこなうしかありません。
iPhone8のアクティベーション
- iPhone8
- iPhone5s
アクティベーションは、アクティベーション サーバにアクセスして、iPhoneにひもづけられているApple ID(アップル ID)がないか調べます。
もし、iPhoneがApple IDにひもづけられていた場合には、iPhoneを盗難や紛失からを保護するためアクティベーションロックがかかり使用できなくなります。
アクティベーションロックの解除には、そのiPhoneにひもづけられているApple IDとパスワードの入力が必要となります。
iPhone8で指紋認証(Touch ID)の設定
- iPhone8
- iPhone5s
指紋認証(Touch ID)はパスコードと同じように、iPhoneのセキュリティを維持するために重要なものなので、機種変更後のiPhoneで、あらためて指紋を登録する必要があります。
指紋を登録する場合には「続ける」をタップして、指紋を登録しない場合には「Touch IDをあとで設定」をタップします。
iPhone8にiPhone5sのデータを転送
iCloudにiPhone5sのバックアップが作成されている場合とそうでない場合とでは、iPhone8に表示される画面が異なります。
iCloudにバックアップがある場合
- iPhone8
- iPhone5s
データ転送を行う場合は、「iPhoneから転送」をタップします。
「iCloudからダウンロード」は、iCloudに作成されているバックアップを復元します。
iCloudにバックアップがない場合
- iPhone8
- iPhone5s
データ転送を開始する場合は、「続ける」をタップ。「その他のオプション」を選択した場合は、バックアップの復元や新しいiPhoneとして初期設定を行うことになります。
「”iPhone5s”からデータを転送」の”iPhone5s”は、機種名が表示されているわけではありません。
iPhoneに名前を付けたと思いますが、「設定」›「一般」›「情報」›「名前」に表示されているデータ転送元のiPhone5sに付けられた名前です。
iPhone8にApple IDのパスワードを入力
- iPhone8
- iPhone5s
iPhone8の画面に表示されているApple IDのパスワードを入力して、「サインイン」をタップします。
Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合は、パスワードをリセットするしか方法はないようです。
2ファクタ認証(2段階認証)の設定
- iPhone8
- iPhone5s
セキュリティの画面はデータ移行元のiPhone5sで、2ファクタ認証(2段階認証)を設定していない場合に表示されます。
iPhoneの利用規約
- iPhone8
- iPhone5s
iPhoneを使用する場合には、利用規約に同意する必要があるので、右下の「同意」をタップします。
プライバシーに関するエクスプレス設定
- iPhone8
- iPhone5s
エクスプレス設定は、位置情報とiPhoneの使用状況や不具合などの解析情報のアップルへの提供などのプライバシーに関する設定です。
「続ける」を選択した場合には、位置情報と解析情報のアップルへの提供が「オン」に設定されます。
iOSのアップデート方法
- iPhone8
- iPhone5s
データ移行元のiPhoneで、iOSのアップデート方法が自動アップデートに設定されていれば、この画面は表示されません。
自動アップデートを選択する場合には、「続ける」をタップします。
アップルペイ(Apple Pay)の設定
- iPhone8
- iPhone5s
iPhone8ではアップルペイ(Apple Pay)が使えるので、アップルペイの設定を勧める画面が表示されます。
アップルペイの設定をする場合は、「あとでWalletでセットアップ」をタップして、データ移行を終えてから行いましょう。
Siri(音声操作機能)の設定
- iPhone8
- iPhone5s
Siriを使うためには、新たに音声の登録が必要です。
Siriの設定および変更は、「設定」›「Siriと検索」でできます。
アプリ(App)解析データの提供
- iPhone8
- iPhone5s
アプリ(App)の改善に役立てるために、アプリの不具合や使用状況などの解析情報をアプリの開発者に提供するか否かを設定する画面です。
True Toneディスプレイ
- iPhone8
- iPhone5s
True ToneディスプレイはiPhone8の新機能で、明るいところでは画面を自動的に明るく、また暗いところでは画面を自動的に暗くというふうに調整してくれます。
外観モードの設定
- iPhone8
- iPhone5s
外観モードのライトは、通常の白を基調とした背景の画面で、ダークは黒を基調とした背景の画面になり、文字は白抜きになります。
ダークを設定する場合は、ダークの画像をタップします。するとダークにチェックが入ります。
iPhone8にiPhone5sのデータを転送
- iPhone8
- iPhone5s
ここで写真や設定情報などのデータが、iPhone5sからiPhone8に転送されます。
主なデータとしては写真20枚ぐらいなので、転送時間は表示どおり1分ぐらいでした。
iPhone8へのデータ転送の完了
- iPhone8
- iPhone5s
iPhone5sは、データ移行が終了したので、「続ける」をタップするとホーム画面が表示されます。
iPhone8は、再起動します。
データ移行が終了しホーム画面が表示される
- iPhone8
再起動後のiPhone8のホーム画面に表示されているアプリは、再読み込みされるので、暗く表示されています。
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